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2012年12月20日 (木)

串木野中学校でも金

~生徒や教師の総力を結集した2学期~
                    校長 木之下 浩一
 師走に入り慌ただしい日々が続き,気が付けば冬休みがもうそこまで来ている。今年も余すところわずかとなった。子どもたちは,冬休みが近いせいか,12月に入ってからは,一段と元気に,楽しそうに学校生活を送っている。
 さて,この年の瀬に毎年,「今年の漢字一字」が発表される。京都の清水寺で貫主が大きな画面に超大筆で一文字を書く場面をテレビ等で見た人は多いと思う。今年は,「金」だった。932年ぶりに串木野でも観測されるはずだった金環日食(残念ながら雲が厚くて観測できず)など「金」にまつわる多彩な天文現象。東京スカイツリーの開業。ロンドンオリンピックで,金メダルをはじめとして史上最多の38個のメダル獲得。レスリング吉田選手に贈呈された「金色の真珠ネックレス」。 iPS細胞研究で,山中教授が金メダルに匹敵するノーベル賞を受賞等々,多くの「金」字塔樹立などが「金」となった理由とのこと。
 ところで,「金」にまつわる子どもたちや教師の頑張りは,この串木野中でも数多く見ることができた。特に2学期は金メダルの連続だった。
 「凛」をテーマにした体育大会や文化祭は,これまでになかった新たな伝統を築いた。体育大会における1・2年生男子の組体操,女子のダンス,3年生のフォークダンスは,まさに全力を傾けた練習の賜物であった。少雨の中で実施した体育大会をさわやかにし,来賓や保護者に感動を与えた。文化祭は,串木野図屏風,コマ撮り,モザイクアートやステンドグラス等,展示発表の作品や演劇やダンス,バンド演奏等,舞台発表の質がかなり上がり,とても充実していた。短期間ではあったが,学級や学年でチームとして準備や練習に励んだり個人として頑張ったりした跡がよく見えた。粘り強さと学級のまとまりを見せた校内駅伝大会も多くの保護者の声援を受けながらバトンをつないだ。
 さらに,教師の取組も「金」メダルだった。それは,昨年度から県の研究協力校として,生徒間や教師との望ましい人間関係づくりを研究した道徳教育に全職員がベクトルをそろえて取り組み,子どもたちの心の中に「思いやり」と「向上心」を育んできた研究の一端を公開発表したことである。今後も研究を継続し,全職員で子どもたちに良質な教育環境を提供することを誓い合った。
 このように,2学期は,本校でも多くの「金」字塔を打ち建てることができた,そして子どもたちが飛躍的に成長した時期だった。
 先日,16日(日)にはおやじの会やPTA環境整備部の保護者,職員,女子バレー部,弓道部の子どもたちで学校の草払いや門松づくりなど迎春準備を行った。校門には「巳年」を今か,今かと待ちわびる立派な門松が立っている。22日(土)から16日間の楽しい冬休みに入る。事故のない,穏やかな年末年始を迎え,来年もいい年にしてほしい。

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 保護者の皆様,串木野中に,金字塔を打ち建てられたのも保護者の皆様の惜しみない御協力と温かい御支援の賜物です。ありがとうございました。どうか,良いお年をお迎えください